表現の練習:実戦的な読み方2

前回に続いて、実戦的な原稿の読み方についての解説です。

ニュース原稿

ニュースは基本的に「誰が、いつ、どこで、何を、どのように」という5W1Hの法則で書かれています。より丁寧に、より正確に、よりわかりやすく伝えるという事が求められます。

インフォメーションやコマーシャルと違い、声のトーンを極端に上げ下げせず、早口になりすぎずないように、またプロミネンスも極端に強調させないよう気をつけてください。

ニュース原稿には人の名前や建物、地名などが必ず出てきます。読み間違いをしないよう、黙読・下読みはしっかりとしましょう。

難しい漢字には振り仮名をふるなどしておいた方がよいと思います。原稿は書き手のリズムで書かれている事が多いので、何度も読んで意味がきちんと伝わるようにブレス(息継ぎ)の場所や間をあける場所を確認しておきましょう。

また、原稿に書かれている文字は大きく、デスクに置いたままでもしっかりと目で文字を追えるようになっています。文章が途中で切れて次のページへ移っている事もしばしばあります。

下読みをした後などには原稿の順番をよく確認し、スムーズに伝える事が出来るようにめくる準備が必要な場合もあります。何度も読む練習をしていくうちに感覚としてつかめるようになると思いますので、まずは内容をしっかり把握して伝える事に専念してみてください。

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