アナウンサーの仕事

アナウンサーという職業は特殊な技術が必要とされるイメージがありますが、「アナウンサー○級」といった公的な資格が存在するわけではありません。
また、アナウンサーとして仕事をするために講習の卒業証明や認定書などが必要になる訳でもありません。

アナウンサーを目指すには、放送局やタレント養成所などが主催するアナウンサー養成のための講座を受講してから採用試験を受けるというのが一般的な流れになります。

しかし、実際には大学在学中など早い時期からアナウンサー養成講座などを受講する人が多く、職に就いた後に一から勉強を始める、という人はほとんどいないのが現状です。

もちろん、入社後に放送局ごとのルールを憶えたり、教育プログラムは用意されているでしょう。
しかし基本的には営業や販売の仕事とは違って、「基礎は身についているもの」というのが前提ですので、入社後は実践のなかで基礎を復習しながら応用を学ぶことになります。

もちろん、アナウンサーになるためには一般常識も必要ですが、当サイトではアナウンサーの養成講座の初歩的な知識を中心に話を進めて生きたいと思います。

才能がないとできない?

アナウンサーを目指したいと思う人の多くは、もともと文章を読む事や表現する事が好きな人が多いかと思います。

第一線で活躍するアナウンサーを見ていると、才能がないとできないのかな…と思ってしまいそうですが、必ずしもそうではありません。

発音に多少クセがあったり、「声の質」に恵まれたタイプではないという人でも、人にきちんと伝わるだけの話し方を身に付ければ、アナウンサーになれる可能性は十分あると思いますし、現にそういう方もいらっしゃいます。

もちろんその世界に飛び込んでいく勇気が大切なのは言うまでも無いことですが、才能があるかどうかよりも、学んだものをどのように活用していくかが重要なのです。

言い換えれば読む事や表現する事が好きであれば、それだけで立派な才能である、と私は思っています。

もちろん志望したからといってそういった方の全てがアナウンサーになれるとは限りませんが、今現在各種メディアで活躍しているアナウンサーたちがそうであったように、地道に基礎の反復練習をしていけば十分に可能性はあると思います。

発音を直す練習

アナウンサーたちは番組の前にはあらかじめ用意している原稿にチェックを入れ、放送の直前まで、読み間違いは無いか?発音は合っているか?どこで間をあければよりわかりやすく伝える事ができるか?などを常に考えています。

そして想定外のハプニングが起こっても、日ごろから訓練を積んでいるからこそ、冷静に対処することができるのです。

技術を身につけるには

すでに書いたように、アナウンサーを志望する人は養成講座などで学ぶ人がほとんどです。
講座では発声の仕方や文章の読み方などの基礎的な事から、自分の言葉に変えて人に伝える訓練など本格的なものまでさまざまな事を学びます。

それでは次の項目から、アナウンサー志望者が受講する講習などについてご紹介しましょう。

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