日本語の正しいアクセントを知る

同じ「日本語」でも、地域や話す人によって、発音の特長は微妙に違います。

それでは、標準的な日本語の発音を知るにはどうすれば良いのでしょうか?

アクセント辞典について

「アクセント辞典」というものがあるのをご存知ですか?その名の通り、アクセント=抑揚について辞典形式に詳しくまとめられたものです。

発音や発声の仕方などについて詳しく書いてあるものもありますので、アナウンサーを目指している人なら持っていて損はありません。

この本で基準となるものはいわゆる「標準語」です。方言や訛りのない、正しい日本語の発音が載っています。

最近は尻上がりになりがちな若者言葉、略語が多く世に広まり、たまに正しく発音できていないアナウンサーも見受けられますが、少なくともアナウンス の現場では、基本的は標準のアクセントで正しく読む事が求められています。

日本語のアクセントは外国語と違って、第二音にアクセントの変化をつける単語がほとんどです。

例えば、「日本語(にほんご)」では「に-“ほ”-ん -ご」と「ほ」の音が少し上がります。「関東(かんとう)」では「か-“ん”-と-う」と「ん」の音が「か」の音より下がります。

日本語の発音

アナウンサーを目指す人にとって発音はとても大切な要素です。標準語で話しているつもりでも、出身地の方言や言葉のクセなどで「違うね」と言われる ことがあります。

実際言葉を発している自分では、なかなか気付かないものです。
アクセント辞典などを有効に活用して、正しい発音、正しい抑揚で練習する事をおすすめ します。

なお、余談ですがアクセント辞典には「ものの数え方」等についても詳しく書いてありますので、アナウンサーを目指す方でなくても一度見てみると日本 語の確認に役立つと思いますよ。

難しい言葉はなるべく使わない

日本語には様々な表現方法があります。耳で聞いて理解しにくい言葉は極力避けたほうが伝わりやすいかと思います。

例えば「約100人」などの表現は「およそ100人」に直したり、「おさめる」などの同音異義語についても「収める・納める・治める・修める」など 同じ発音でも意味が違うので、前後に分かりやすい言葉を付け加えて表現したりと、より聞き手が分かりやすい言葉に直して読むという事も伝える上では重要な要素のひとつです。

必ずそうしなければならないという決まりはないと思いますが、自分が分かりにくいな、と感じたものに関しては分かりやすい言葉に置き換えて話した方 が良いでしょう。

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