話す前のウォームアップ

学校で、職場で、また大事な式典などで発言をしなければならない時、うまく喋れるようにと原稿を用意する事があると思いますが、いざその時になると 原稿があっても緊張してしまい、うまく喋られなくなってしまう事があります。

しっかりと自分の思いを言葉にのせて伝えたいと思ったら、 発 言の前に軽くウォーミングアップをしておきましょう。

「話 し方トレーニングの前に」という項目で重要な要素のひとつとして「音が安定している事」を挙げましたが、明るく、はっきりと一音一音発言すると よ り伝わりやすくなります。

よく演劇の稽古などで目にする発声練習が役に立ちますが、大きく息を吸いお腹から声を出すような練習などは 直前 ともなるとなかなか出来ませんよね。そんな時に声を出さずに出来るウォームアップの方法をご紹介しましょう。

ウォームアップの方法

①息を吸う

立ち上がれれば立って行いますが、座った状態でもできます。背筋を伸ばしてお腹に力を入れてください。

そして鼻から息をたくさん吸 います。普段私達は肺呼吸をしているので、息を吸うと肺が膨らみます。これを腹式呼吸に変えましょう。

肩が上がらないようにお腹を膨ら ま せるイメージでやってみてください。イメージが掴みにくいという人は、家で仰向けに寝てお腹に手を当てた状態で呼吸をしてみてください。

話す前のウォームアップ その1

肺の下、横隔膜のあたりが動くのが分かると思います。これを起き上がった状態でやってみてくだ さい。
腹式呼吸の練習は体の ウォーミングアップになると同時に、心を落ち着かせる意味でも効果的です。

②息を吐く

口を少し開いて息を吐き出します。なるべく長く続くように、少しずつ吐き出します。ここが一番重要なのですが、一定の量で息を吐き出しましょう。

話す前のウォームアップ その2

強 くなっても弱くなってもいけません。これをやる事によって安定した強さで発声することができるようになります。もちろん大声を出せる所では「あ」の口を 作って実際に声を出す方法が望ましいでしょう。

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